クラウドの未来─超集中と超分散の世界 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2012年1月18日発売)
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クライドコンピューティングとは何か?
副題が概念を的確に表している。サービスの提供方法、構築方法の違いを説明。今後の進化の方向性を示す。ビジネスモデルとして描くビジョンでは、集中⇒気象予測や量子工学、分散⇒デバイス(ホワイトボックス)のアプリケーションを例示している。
サーバー設置を有する視点等は、日本国内では地価の問題で高額になる。政策の面からは、電波政策⇒ブロードバンドが目玉、電波ホワイトスペースをどのように使うか?オールIP化の次に何が?WiFI&ブルートゥースなど低電波の価値あり。既存のテレビ局vsインターネット放送では、クラウドの進歩が早く、制度改革が追いつかない。ただし、ネット=義務がないから権利も無い。著作権があるかon規制緩和では解決できない。個人の発言が多くなれば⇒パブリック&プライベート問題もでてくる。
オープン・クローズのネットワーク視点が移り、WEBの発展を懸念する。ウエブは死んだ(ワイアード)ということになりかねない。確実に個人に向かっている。ソフトウエアがハードを規制することになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コンピュータ情報
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2013年3月18日
本棚登録日 : 2013年3月16日

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