北朝鮮報道 (光文社新書)

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  • 光文社 (2004年3月17日発売)
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情報操作が行われている、という論旨である。どうしてそのようなことが起こるのか?北朝鮮の報道は、北朝鮮の発表に基づいて行われている(基本的には)。なぜ、隠蔽され続けたのか?北朝鮮の歴史は、第2次大戦後から始まる。戦後の「帰国運動で、「地上の楽園」を信じた人たちのその後は、どうしたか。報道した記者達の責任も大きい。必要なときだけ、記者が使われ「見たまま」を記事にしている。議員訪問も同じで、「行くことに意義がある」「テロ国家」としての一面は、よど号ハイジャック事件、松生丸事件。拉致が頻繁に行われていた時代である。
対戦冷戦と続き、世界的にも国家が不安な時代が続いた。アジアの隣国にあることに大きな脅威を感じる、まだ続いていることに。北朝鮮の報道は変わらない。それを受けて、報道する、他国のメディアも、基本的には変わらず、だまされている。インターネットが出来た時代、行末はどうなる?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史文化
感想投稿日 : 2012年12月9日
読了日 : 2012年7月3日
本棚登録日 : 2012年5月31日

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