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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003332375
作品紹介・あらすじ
大拙本人が、自身の代表作とした著作。戦時下の緊迫した状況下に書かれた。禅を「思想」、「行為」、「問答」の三テーマに分けて、禅の古典籍を引用しながら、言葉を超えた禅思想の在り処を言葉によって縦横に説き示す。今回初めて、通読を容易にすべく引用漢文に訓読文を大幅に追加注記した(解説=横田南嶺・解題=小川隆)
感想・レビュー・書評
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世界的な禅学者である鈴木大拙が禅について記した代表作。
それがこの『禅の思想』である。
外に向けた本でなく、日本人向けの学術的な本ではあり、内容は禅思想、禅行為、禅問答の3章に分かれている。
基本的には過去の禅僧たちが残した問答や著作を紐解いて、それを大拙が解説するという形を取っている。
元々、日本の諺でも禅問答と言えばわけの分からん問答として描かれる事が多いが、この本も例に漏れず。
私の読解力、知識の問題も多分にあると思うが、一応読んだとはいえ半分くらいはマジで何が書いてあるのかわからなかった。。
とは言え、今の自分でもわかって、いいなと思う考えもあった。
禅は思想の面では「無分別の分別」、行為の面では「無効用の用」が肝要ということである。
それにしてもこの本は大戦の真最中に書かれたものであり、大拙はまさに遺作になりかねんとして書いたようだ。
禅という叡智と慈悲の宗教を研究するものにとって愚かで残虐な戦争を見るのは、いかばかりの気持ちだったのだろうかと想像する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
禅の源流、真髄に触れる。
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