よかった!
こんなに普通の話なのに、「夫とUFO 」と「妻とマラソン」で思わず泣いてしまいました。

奥田さんの作品は、いつも気になっていながら、初めてでした。あ、今が読み時だったんだな、っていう感覚。この作風、数年前の自分だったら、こんなにいいね!って思えなかっただろうな、と。こういうことってたまにあります。読書の醍醐味の一つですね。

2014年8月21日

読書状況 読み終わった [2014年8月21日]
カテゴリ 小説(etc.)

執事?の金山さんが、とてもいい味を出している。

私としては、主人公に、こんなバカ女を「特別」に感じずに、能力を正当に評価してくれた編集部の大人たちにこそ、応えてほしかったなぁ。

仕掛け自体は、この設定でこのまま主人公がただのストーカー犯人なわけがないという予測と、書き方の形式と主人公のキャラが二通りなので、片方が創作なんだろうな、と読み始めから見えてしまった。あの形式の違いは、無しにすれば良かったのに。

2014年8月21日

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読書状況 読み終わった [2014年8月21日]
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読書状況 いま読んでる

死刑制度の是非をテーマにしたミステリ。
重いテーマだけど、東野さんの割と淡々とした文章とバランスが良く、読みやすかったです。

私自身は、刑罰というのは、犯人の更生のためではなく、また被害者や遺族の癒しのためでもなく、抑止力なのだと思っています。

自分の罪の重さを感じられる人は、法に裁かれても裁かれなくても重い十字架を背負うし、そうでない人は、刑罰を加えても、その辛さに「もうしないでおこう」と思うことはあっても、心からの反省につながることは難しいのではないかな、と、そんなことを思いました。

2014年7月4日

読書状況 読み終わった [2014年7月4日]

とても面白かったが、ヒロインたちのキャラにもうひと味欲しかった。

家業が破綻しそうな教え子に、元クレジットアナリストの高校教師が関る話。一企業が支配する企業城下町で流通する私幣、という設定が面白い。亜鉛の街の描写が良かった。

途中、アクションシーンを無理矢理入れたかったの??感はあったけれど、テンポ良く、一気に読めた。

ヒロインたちにもうひと味、というのは、ちょっと線が弱い気がして。
加賀は、最初から隙を見せ過ぎというか。あそこまでの覚悟を持ってやっているのならば、隠し通して、悪役に徹していてほしい。最後に、実は!という方が面白いのに。
麻紀も、最後は加賀に促されるのではなく、自ら銀行の頭取にたれ込んで欲しかった!気丈な女の子が振り回されて、段々弱気になっていってそのまま終わってしまった。
こういう辺りが、やっぱり男性著者や読者が好む女性像との差か?なんて思ったり。

同僚に借りた本。

2014年5月20日

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読書状況 読み終わった [2014年5月20日]
カテゴリ 小説(etc.)

読書状況 読み終わった [2014年3月20日]

蘇我入鹿を主役として、きのとみのクーデターで暗殺されるまでを描いた作品。

私の中で、蘇我氏のイメージって、まんが日本の歴史で、蝦夷と入鹿が「天皇なんてお飾りさ」ってがははと笑ってる絵が、30年近くたった今でも鮮明に覚えてて。あとは、山岸さんのまんが、日いづる処の天子の、聖徳太子に翻弄される蝦夷像。

そんな貧弱な蘇我像だったので、とても楽しめました。
唐の制度の研究、啓蒙が進む中で、蘇我氏としては自身が大王になるか、現在の大君家への中央集権を指をくわえて見てて没落するか、の選択肢だったということにとても納得。

あとは、鎌足がイヤな奴で、とっても好み(笑)

推古女帝の恋の話が読みたい。
あと、額田女王も、再読したいな。

あと、全然話と関係ないけど、「ほうほうのてい」というのが「這う這うのてい」だと初めて知った。子供たちのお気に入り絵本「バスくんのおむかえ」でも出てきた言葉だったので、早速教えといた( ´艸`)

2014年2月20日

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読書状況 読み終わった [2014年2月20日]

祖父と従姉妹を亡くした火事で、自らも全身に大やけどを負った少女が、ピアニストを目指してリハビリし、コンクールを目指すが、身の回りに不振な出来事が、、、

以下めっちゃネタバレです。
この筋でミステリーの伏線に気付かない人いるの?というレベルでした。「そうだと思わせて実は違うのか!?」と思ったくらい。
「従姉妹」はわざとらしすぎるでしょ。小首をかしげる癖も。お母さんの時のわざとらしい時間描写も。

ミステリーよりも音楽がネタっていうのに惹かれて買ったので、それは良いのですが。
でも、その音楽の方が、くどすぎてつまんなかった。ピアノの演奏をひたすら言葉で表現しよう、っていう試みなのかもしれないけれど、作中にも書いてある。「百聞は一聴にしかず」。音楽ってそういうものじゃん?
本当は、音楽がミステリーのタネに関ってくる(食べ物ネタ→くいたん、的な)のを期待していたので、そこも残念でした。

でも、ピアノをやる母は、曲について「こういう解釈もあるんだなぁって面白かったよ」と言っていた。なるほど。

2014年2月10日

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読書状況 読み終わった [2014年2月10日]

久々の江國さん作品。
やっぱり、空気感がとても好き。
なんでもない、身の回りのものごとを大切に描くのが、読んでいてとても心地良い。

ストーリーは、すごく特殊な柳島家の人々を描いている。家業があって子供に公教育を受けさせないという世の中から少し隔離された環境にある一家ならではの「変わってる」感が最初は強いのだけど、読み進むうちに、そんな変わった一家でも人の思いって一緒なんだよなぁ、ってしっくり感じられたお話でした。

2014年1月18日

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読書状況 読み終わった [2014年1月18日]
カテゴリ 小説(etc.)

とても面白い。
サブシステムとしての里山資本主義、とても正しいことを言っていると思う。

途中、「それで原発を止められるのか」と批判されることがある、という話しが出てくる。ひとつのことで、エネルギー問題を全部解決できちゃうようなステキな解などないとわかりきっているのに、こういう批判がいつまでたってもなくならないこの国のエネルギー議論。だから、著者の「サブシステムとしての」という考え方はとてもしっくりくる。

日頃、マネー資本主義ど真ん中な自分のなりわいに、違和感というか疑問を感じている中(かと言って現実的にはそれをやめるられるわけでもない)で、ある意味つらい読書だったかな。

ま、単純に言うなら、「里山行きたーい」ていうことです^^

2014年2月1日

読書状況 読み終わった [2014年2月1日]
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