原マスミさんの絵と、タルケンおじぃの写真がすごくいい。
私は沖縄が大好きなので、同じように沖縄が大好きというスタンスで書かれてる本書を楽しく読みましたが、それでも、そんなに東京を落として沖縄を美化しなくてもいいんじゃ…という気はしました、ちょっとだけ。
たしかに東京で暮らすのって息苦しいなと思うことは私もあるけれど。(東京は単純に人が多すぎるんじゃないかねー。だからよく人にぶつかられるし、ぶつかられても謝られないとか。沖縄で人にぶつかられたら…て考えてみたけど、そもそもぶつかられるようなことがない、気がするもの。沖縄に限らず、東京のお隣、千葉ですら東京から離れればただ歩いてるだけで人と人がぶつかるなんてこと、ないと思う。)東京と沖縄のいいところは、それぞれぜんぜん違うところにあるんじゃないかなぁ…と思います。
でもまぁ、その年が著者にとって、印象的に「ワジワジする」年だったんでしょうね。だから語調が強いのか。
内容は「この本は、読者のほうを向いているというよりは、旅で会った人たちとの二度とない瞬間をどうしても書きとめたくて必死で追いかけているところのほうが多くて」とあとがきにあるとおり、内輪ネタ満載の日記なので、旅のガイド的期待をして読むと肩すかしをくらうと思います。ばななさんが好きで、沖縄が好きな人なら楽しく読めるかと。
波照間行ってみたいなー。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
旅
- 感想投稿日 : 2012年9月9日
- 読了日 : 2012年8月
- 本棚登録日 : 2012年9月9日
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