人生は報われない理不尽な試練だ。その試練は、散々骨を折ったあげくに「NO」を突きつけられるためだけにある。
そんな風に感じていたり、過去にそんな思いをしたことがあったり、いつかそんな風に苦しむかも知れない人達のための絵本。
そんな気持ちになったのは君だけじゃないし、いつまでも続く気持ちじゃないよ。報われる日は必ず来るよ、と語りかけてくれる絵本。
たとえ自分の望む形でなくとも、本当には報われる日が来なくても、人の心は基本的に自分の人生を肯定するようにできてる。それにも幸運が必要だけどね。
私にとってはこの絵本が幸運の証し。マイケル・ローゼンの「悲しい本」もそうだ。ラストのページで、絶望を見る人と希望を見る人に分かれるのも似てる。
読書状況:読み終わった
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多言語多読
- 感想投稿日 : 2017年1月4日
- 読了日 : 2017年1月4日
- 本棚登録日 : 2017年1月4日
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