ソクラテスは頑固なろくでなしとしか思えない。
無知の知を発見したのはまあよかったけど。
家族への責任を果たさない人間が偉人だなんて。死んだら役に立てると思ったのか?
なんだか、権力者に都合の良さそうな人物に見える。
人間は善く生きるために生まれてきた、とソクラテスは言った。
善く生きるとは、徳と共に生きることだと。けれど、徳とはなんなのか、ソクラテスにも分からなかった。
それってつまり、よくわからないもののために生まれてきた、もしくはなんのためでもないのかもしれないってことだ。
いつか死ぬ日を待つために生まれてきたのだとはもう思いたくない。
2000年経っても、ある意味では人類はソクラテスの時代から進歩していない。
ソクラテス
田中美知太郎『ソクラテス』
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- 感想投稿日 : 2013年7月3日
- 読了日 : 2013年7月3日
- 本棚登録日 : 2013年7月3日
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