ソクラテスの弁明: エウチュプロン,クリトン (角川文庫 白 16-2)

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ソクラテスは頑固なろくでなしとしか思えない。
無知の知を発見したのはまあよかったけど。
家族への責任を果たさない人間が偉人だなんて。死んだら役に立てると思ったのか?

なんだか、権力者に都合の良さそうな人物に見える。

人間は善く生きるために生まれてきた、とソクラテスは言った。
善く生きるとは、徳と共に生きることだと。けれど、徳とはなんなのか、ソクラテスにも分からなかった。
それってつまり、よくわからないもののために生まれてきた、もしくはなんのためでもないのかもしれないってことだ。

いつか死ぬ日を待つために生まれてきたのだとはもう思いたくない。
2000年経っても、ある意味では人類はソクラテスの時代から進歩していない。

ソクラテス
田中美知太郎『ソクラテス』
山本光雄『ソクラテスの死』
ジャン・プラン『ソクラテス』
クセノポン『ソクラテスの思い出』
プラトン『饗宴』
クセノポン『饗宴』

プラトン
山本光雄『プラトン』
戸塚七郎『プラトン』
ジャン・プラン『プラトン』
バーネット『プラトン哲学』
ヂオゲネス・ラエルチオス『古代哲学者の群像』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月3日
読了日 : 2013年7月3日
本棚登録日 : 2013年7月3日

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