物事を理解するときは、「わかった」状態と「わからない」状態の他に、「わかったつもり」の状態がある。
「わかったつもり」になるには、「わかったつもり」を支えるだけの根拠がある。
よく「わかったつもり」になっている例
孫の手 麻姑の手(まこのて) 『神仙伝』に出てくる仙女 鳥の爪のように長い爪を持っている
レンズを通した光の動き
本人が「わかった」状態だと思っているが、実際は「わからない」状態なのが、「わかったつもり」という状態だ。
本人は「わかった」状態だと思っているので、それ以上理解を深めようとせず、自分が「わからない」状態だと気付くことが難しい。だから「わかったつもり」は問題だ。
「高校生のための『超』教養講座」オフィシャルサイト。 http://kyoyo.wao.ne.jp/
講師=宮城教育大学 教授 西林克彦氏
(現・東北福祉大学 教授)
私たちは、ものごとに関して、「わかった」か「わからない」かで判断しがちですが、実際には、それとは別に「わかったつもり」という状態が存在しています。「わかったつもり」とは言ってみれば「中途半端な理解」「誤った理解」です。実はこの「わかったつもり」が私たちの文章理解を妨げています。なぜ、「わかったつもり」に陥るのか、どうすれば脱出することができるのか。認知心理学の成果を踏まえ、西林克彦先生に解説してもらいました。
全4章(トータル60分)
https://www.youtube.com/results?search_query=%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%A7%E6%8E%A2%E3%82%8B%E6%96%87%E7%AB%A0%E7%90%86%E8%A7%A3
http://kyoyo.wao.ne.jp/
- 感想投稿日 : 2018年2月25日
- 読了日 : 2018年3月10日
- 本棚登録日 : 2018年2月25日
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