『カイジ』とは異なる主人公『零』
『カイジ』シリーズの作者、福本伸行が高IQを持った『零』を主人公に据えて新たな賭博シリーズを描き出す。
非生産的で自堕落な青年を主人公にしたカイジとは違い、高いIQを持った天才的でどこか謎めいた零。
主人公の特徴でカイジとの差異を出している。 基本的な流れは賭博ゲームに挑戦。時に金銭、時に命を賭けていく。
この作品について
『カイジ』シリーズも完結していない中、青年誌から少年誌にベースを移して『零』の連載が始まったのには少々驚きました。
福本作品には反発したい気持ちもありながら、何だかんだハマっている私。読まないわけにはいかず…。
少年誌になってもキャラクターのアゴと鼻が…。やっぱり何も変わらないのか。と思いきや≪目≫が!?この場合≪瞳≫でしょうか。
何かキラキラしてる。輝いている。これが少年誌の輝きだと言わんばかり。
福本先生…何か心境の変化でもあったのか…心配です。
閑話休題、内容について、カイジと基本的には似た流れ。次から次にゲームに挑戦していく。
新たな試みと言うべきか、少年誌の宿命と言うべきか。
カイジと違ってライバルキャラクターが存在する事。
これは大きな特徴ではないかと考えられます。カイジにもライバルのようなキャラクターが存在しないでもないですが、ライバルと見える表現を形にしています。
その他のキャラクターにも含みを持たせている為、活躍が期待できるはず。
先に挙げた点だけ見ると少年誌に移したメリットが伺えますが、デメリットも大きく響いている印象。
青年誌でならできる表現も少年誌になると抑えられてしまう点。
過激な表現が減ったのはそういう意味合いが強いのだろう。と推測できます。
どちらも良し悪しでしょうけど、こちらも中々悪くはないと思います。個人的にはオススメ!
ただ、カイジの方がどちらかというと推し。
- 感想投稿日 : 2014年10月29日
- 読了日 : 2014年10月29日
- 本棚登録日 : 2014年10月29日
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