長春五馬路 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年4月11日発売)
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本棚登録 : 32
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長春で敗戦を迎えた木川正介は、毎日五馬路に出掛ける。知り合いの朝鮮人の配下となり、大道ボロ屋を開業して生きのびている。飄々として掴みどころなく生きながら、強靱な怒りに支えられた庶民の反骨の心情は揺るがない。深い悲しみも恨みもすべて日常の底に沈めて、さりげなく悠然と生きる。想像を絶する圧倒的現実を形象化した木山文学真骨頂。著者最後の傑作中篇小説。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2008年6月1日
本棚登録日 : 2008年6月1日

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