Balthus

  • Thames & Hudson Ltd (2002年11月25日発売)
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バルティスの訃報を
2001年の正月気分が抜け切らない
ほの寒い2月の札幌で聞いた時、一つの時代の終焉が来た様だった。
閏年の2月29日に生まれた稀有な誕生日の
バルテュスは何かと稀有な人物である。
◯ポーランドの貴族で、ピエロ・デラ・フランチェスカで、
 リルケで、ミツで、春美で、グランシャレーで、
 澁澤さんで、勝新太郎で、篠山紀信で、高円宮殿下で〜!
◯節子夫人と夫婦で
 かのロスチャイルド家シャトー・ムートン・ロートシルトのラベルを
 1991年(節子夫人)、1993年(バルテュス)と担当したのは
 この二人のみである。
 特に93年(バルテュス)のラベルは少女のニンフであるが、猥褻に当たるとして
 アメリカでは白紙のラベルが使われた。
この辺り、話題性豊富なバルテュスらしい逸話ではないか。
この図録は洋書のペーパーバックで、
現在販売されているものの中では最も安価で充実している。
国内版は廃盤の様であるが、中身注釈も殆ど無く洋書版と変わりないので、
この洋書が今現在のバルテュス図録では最もお薦め!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 洋画図録
感想投稿日 : 2009年9月16日
読了日 : 2009年9月16日
本棚登録日 : 2009年9月16日

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