坂道の向こうに、もはやビルの影に隠れてしまった富士山をイメージできたり、くねくねと曲がりくねった道に暗渠となった川を幻視したり、まるで「ブラタモリ」のCGみたいに、現在の東京の風景の上に、失われた昔の日本の風景を再現してかぶせることが出来る大竹さんの知識と想像力と筆力が素晴らしかった。歴史をこの域にまで知り尽くしたら、きっと普段歩く道ももっとずっとカラフルになるのだろうな、と思った。
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カテゴリ:
旅
- 感想投稿日 : 2012年8月25日
- 読了日 : 2012年8月25日
- 本棚登録日 : 2012年8月25日
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