十九歳のジェイコブ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2006年2月24日発売)
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本棚登録 : 163
感想 : 15
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気持ちはよくわかる、よくわかる、その感じは、よくわかる。と心の中で繰り返してしまう。でも自分はそちら側に踏み込めない。衝動に対して冷ややかな振りをすることが余りにも普通になりすぎているのだ、と考える。この冷淡が、自分も含めた、今の若者と言われる人達の象徴だとするならば、もう今の時代にはジェイコブはいない、と言えるのだろうか。いや、では彼は?ほかにもあの彼は?頭に浮かぶ人達の人生には物語が生まれる余地があるのだろうか。と、テキトーに考える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年10月9日
読了日 : 2008年10月9日
本棚登録日 : 2008年10月9日

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