辿り着く先のことを考える。それはどこなのか。それはほんとうにどこでもよくて、ただ自らの強く願った先に辿り着いたかどうかだけが、重要なのだろうか。
主人公たちの旅する世界が、読みすすめるほどに色濃く浮かんでくるようになるいっぽうで、物語は終わりへと近づいてゆく。この親しみと寂しさの入り交じる感情を強く得るかどうかは、よい本を読んだかどうかをはかるいいものさしになる、と思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年5月20日
- 読了日 : 2011年5月20日
- 本棚登録日 : 2011年5月20日
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