歴史主義の貧困―社会科学の方法と実践

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レビュー : 5
オーワダ125さん 挫折した本   読み終わった 

 歴史主義(=歴史には宿命があって、それを知ることで未来を予測することができる)という考え方は大きな誤りである、と論じた本。
 論の要約はこうだ。

 (1) 人間の歴史経過は、人間の知識の成長に大きく影響を受ける。
 (2) 合理的(or科学的)に科学知識の成長を予測することは不可能だ。
 (3) したがって、歴史の未来経過を予測不可能である。
 (4) これは、理論歴史学の可能性がないことを示す。
 (5) 歴史主義的な方法は無効であり、これにより歴史主義は消滅する。

 なお、彼は長期的予測が不可能だと述べているのであって(本人がそう断っている)、短時間については言及していない。ただ、現在のITの普及、Googleの勃興などを考察するとその長期と言う言葉のスパンは短くなっているのかもしれない。それらはまさに科学的知識に依っているものである。

 ミルやハイエク、その他にも多くの著作を通しての論考であること、また、"The Open Society and Its Enemies"を受けて書かれているので、知識が足りず大半の考察が理解できなかった。。今後読みなおそう。

レビュー投稿日
2010年4月20日
読了日
2010年4月20日
本棚登録日
2010年4月20日
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