司馬遼太郎が考えたこと (6) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2005年4月24日発売)
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感想 : 7
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1972年4月~1973年2月の司馬さんの考えたことが掲載されています。最初が、起訴状を読んでということで、機密漏洩事件の西山記者のことでした。
起訴状を書いた検察のお品のなさを指摘、司馬さんらしい書き方でした。
後は、時々出てくる、日本の戦車のこと。そして、日露戦争のこと。
今回感銘を受けたのは、「馬齢と犬齢と猿」という民話の話でした。ハンガリー人トロクの数奇な運命の話。
最後、「司馬遼太郎と朝鮮」ということで、上田正昭氏の司馬さんの朝鮮に対する深い思いの分析が面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆
感想投稿日 : 2023年5月4日
読了日 : 2023年5月4日
本棚登録日 : 2023年4月1日

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