迷いは悟りの第一歩: 日本人のための宗教論 (新潮新書 603)

著者 :
  • 新潮社 (2015年1月16日発売)
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感想 : 6
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ドイツ社会で生まれ、ドイツ社会が当たり前のようにしているキリスト教習慣に原始的疑問を抱き、クリスチャンの洗礼を受けながらも、日本の禅に憧れ、日本にやってきて93年に出家得度してしまった著者の愉快なタッチの宗教比較論?

現在、曹洞宗・安泰寺住職で、檀家ゼロ、自給自足、座禅三昧の修行生活をおくっている。

ユダヤ、キリスト、イスラムの一神教の本質、違い。

日本仏教の日本文化論を挟みながら、著者独特の比較論。

ドイツ人ならではの論理的な文章で、宗教とは何ぞやを解りやすく説明している。

もう一冊読んでみたくなりました(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教
感想投稿日 : 2015年4月17日
読了日 : 2015年4月16日
本棚登録日 : 2015年4月14日

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