和辻哲郎が「日本語の哲学」を目指したことを受け、その思い、チャレンジの経緯を探りながら、デカルト、パルミニデス、ハイデッガーといった哲学者たちと「日本語」をもって切りむすぶ、知的バトルが繰りかえされる。
最後、万葉集という日本の先祖が使ってきた「言葉」、「もの」、「こと」の奥の深さの探求があり、日本語をもってする日本人の「知の希求」の道が将来もっと、もっと開かれていることを期待したい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思想/哲学
- 感想投稿日 : 2011年7月21日
- 読了日 : 2011年7月21日
- 本棚登録日 : 2011年6月21日
みんなの感想をみる