日本語の哲学へ (ちくま新書 866)

  • 筑摩書房 (2010年9月8日発売)
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和辻哲郎が「日本語の哲学」を目指したことを受け、その思い、チャレンジの経緯を探りながら、デカルト、パルミニデス、ハイデッガーといった哲学者たちと「日本語」をもって切りむすぶ、知的バトルが繰りかえされる。

最後、万葉集という日本の先祖が使ってきた「言葉」、「もの」、「こと」の奥の深さの探求があり、日本語をもってする日本人の「知の希求」の道が将来もっと、もっと開かれていることを期待したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想/哲学
感想投稿日 : 2011年7月21日
読了日 : 2011年7月21日
本棚登録日 : 2011年6月21日

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