終わりなき日常を生きろ (ちくま文庫 み 18-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (1998年3月1日発売)
3.58
  • (38)
  • (67)
  • (97)
  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 796
感想 : 68
5

ポストモダン的な90年代解釈。終わりなき日常は戦後を通じた日本全体の前提として存在していたが、世代によりその対処方法が異なっていた。高度経済成長、全共闘世代、しらけ世代、新人類、オタク、そしてオウムなどの宗教、ブルセラ。
日本の大きな物語は東西冷戦構造共に崩壊したのではなく、戦後常にそこに存在し、個人をより小さな物語へと突き動かしつつあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想
感想投稿日 : 2014年3月30日
読了日 : 2014年3月30日
本棚登録日 : 2012年12月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする