西の魔女が死んだ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2001年8月1日発売)
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感想 : 5493
5

私が大好きな1冊。

今回映画化されるということで、また読み返してみました。

好きすぎて、「この作品のここがこうだ」とかってことはうまく言えないんだけど、私がこの話をこんなに好きなのは、私自身がおばあちゃん子だということもあるのだろう。
もちろん、私の祖母はまいのおばあちゃんほどステキな生活をしてるわけではない。
だけど、住んでるところは超田舎で、私は夏休みに祖母の家に行き、祖母の話を聞いたり、祖母が裁縫するところを眺めたり、裏の畑や山を散策する時間が大好きだった。
今では祖母は都会の息子一家と同居してしまっているため、その家には住んでいないのだけど、この本を読むとなんだかとても懐かしい気持ちになる。
そして、最後のたった数行で、涙がポロッと出てしまうんだなぁ。

一緒に収録されている「渡りの一日」。
ここに出てくる「まい」が「西の魔女が死んだ」のまいと同一人物だと、今回読んで初めて知った。
なんという愚か者か。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2008年の読書
感想投稿日 : 2008年6月16日
読了日 : 2008年6月15日
本棚登録日 : 2008年6月16日

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