贖罪

4.06
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本棚登録 : 293
レビュー : 39
制作 : Ian McEwan  小山 太一 
尾崎さん 英米文学   読み終わった 

 田園の屋敷の心温まる光景がじわじわと破局に向けて進んでいく展開が心苦しい。幸福を目の前にして引き裂かれる恋人たちのその後には第二部と第三部で2度胸を打たれた。小説家が登場人物を物語の中で幸福にするのは、それしか方法がないからだ、というのがとても切ない。〈神が贖罪することがありえないのと同様、小説家にも贖罪はありえない――たとえ無神論者の小説家であっても〉という一節が読み終わったあとにじんと来る。

レビュー投稿日
2012年4月27日
読了日
2012年4月27日
本棚登録日
2012年4月20日
1
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