蜘蛛の糸・地獄変 (角川文庫)

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本棚登録 : 702
レビュー : 34
著者 :
雨伽詩音さん 日本文学   読み終わった 

高校時代、この一冊から近代文学の門を叩いたことを思い出し、久しぶりに手に取った。「地獄変」のみを再読するつもりが、引き込まれるように芥川の作品群に魅入られ、完読してしまった。「地獄変」と「蜘蛛の糸」に描かれた究極美の世界を味わっていると、高校時代に受けた衝撃と文学をひもとく純粋な歓びが胸に蘇ってきた。「奉教人の死」に描かれたろおれんぞの死に深く心を打たれ、「邪宗門」の血湧き肉躍る展開に時間を忘れて夢中になった。私にとっては読書の愉悦の原点にして、未だに燦然と輝く金字塔のような作品だ。

レビュー投稿日
2017年12月19日
読了日
2017年12月19日
本棚登録日
2017年12月19日
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