そもそも動物と植物を同じ土俵で比べることはできないようだ。
というのも、動物の体はほぼ全て「生きている細胞」からできているが、植物にはいくつもの死んだ細胞ありきで生きている(例えば道管は水分を根から葉へ送るために、中空状態で硬化した「死んだ」細胞らしい)。
そうなるとそもそも生きてるって何だっけ?となる。また生死を仮定しようとすると「どこからどこまでが個体か」という問題にぶちあたる。
そのあたりを自問自答させることが著者の狙いのような気がする。
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- 感想投稿日 : 2016年3月3日
- 読了日 : 2016年3月8日
- 本棚登録日 : 2016年3月3日
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