全体的に既存の都市整備を批判した本.
土建工学者のダメなところ,制度,施策のダメなところはよくわかった.“人”を大事にしないとダメなこともよく分かった.車優先の環境整備しているまちはダメになる.
公益施設はお金は生まないが,重要でなので,赤字覚悟でつくるべきという話もわかる.
でも,どうしたらいいのか…?誰が赤字を被るのか…?赤字を覚悟するのは誰なのか…?
土建工学者の存在は無意味なのか,どういう制度が必要なのか,公益施設はどうやってつくるべきなのか,そのあたりについてはよく考える必要があると思う.
批判は大事だけど,先に,未来に,希望につながる話がないのが残念に思った.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
建築・都市・デザイン
- 感想投稿日 : 2018年5月15日
- 読了日 : 2018年5月15日
- 本棚登録日 : 2018年5月15日
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