今までメディアで見てきた貧困のルポとは毛色の違う書き方に戸惑ってしまった。悲惨、可哀想から一歩踏み込んで、作者はスラムに寝泊まりして、そこで起きている日常をありのまま伝えているのだろう。物乞いが儲けをよくするための工夫(障害を重く見せたり、赤ちゃんを借りたり)売春婦のヒエラルキー、そういうの知って、どう考えるのか?どう感じるのがいいの?と、どうしろっていうの?と消化できず。遠い国の出来事と片付けられる時代でないのはわかったのだけど、ただ知っただけで、何をしたらいいかなんて考えられない私が残った。
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- 感想投稿日 : 2013年9月3日
- 読了日 : 2013年9月3日
- 本棚登録日 : 2013年9月3日
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