自由論 (光文社古典新訳文庫)

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レビュー : 28
著者 :
制作 : 山岡 洋一 
夢野 旅人さん 思想・哲学   未設定

J.Smillの自由論
小生、日本経済新聞のコラムにて興味をもった。

日本において、しばしば行政訴訟等 報道の自由・表現の自由 宗教・思想の自由等を
争点として乱用、非常に偏った訴訟趣旨、また、偏った、判決がに違和感を感じている
小生にとって、白光が差し込んだ論文であった

18世紀において、経済モデルと社会体制の自由の範囲を定義している事に 現在我々が
口にする自由論というのが如何に陳腐な放言である事を思い知らされる。

当然、現在の日本にすべからく、適用できるとは思えない、政治制度、キリスト 労働階級、貴族的価値感が
現在とは違うそれを差し引いても、現在に通じるものである。

いくつか、衝撃を受けた、箇所を引用します。
経済学者で数学的であり、民主主義の根底を語っていると思った、箇所
第一章 ―はじめに―
 社会が警戒すべき悪の一つとして、「多数派の専制」があげられるのが通常となっている。
省略 社会そのものが専制的になり、省略  社会による抑圧は通常、政治権力による抑圧よりはるかに恐ろしいものになる

過去の真実とは。
ソクラテスの裁判とゴルゴダの丘のキリストの処刑について
特にキリストの処刑の考察は正しいと思った。
第二章―思想と言論の自由―
 エルサレムでの裁判の誤りはいまではまったく悲しむべきだとされているので、誤りを犯した不幸な人たちについての判断が、極端に公平さを欠くものになっている。この人たちはどうみても、悪人ではなかった。普通より悪い人でもなく正反対だったといえるほどである。それぞれの時代と国の人々が持っていた宗教心、道徳心、愛国心を十分に、或いは十分イ所に持っていたのでありどの時代にも、勿論今の時代においても非難を受けるどころか、尊敬される一生を送る可能性が極めて高い人物であった。
 高潔で敬虔な人の大部分にとって、各人が公言する宗教的道徳的感情が本心からのものであった、同じ時代のユダヤ人は
ユダヤの既存の戒律を断ち切ろうとしたキリストの教義とそのシンパに対して、断罪をするだろう。

国の教育義務については是非、わが国の指導者にも一読してもらいたいものである。


偏ったフェミニズム論者、家族の問題 教育問題を気にする人にお勧めです。
まさに現在の日本の社会に啓示をしめしているようです。

そして最後に
専守防衛論出よく語られる一説
はじめに―
「誰かの行動の自由に干渉するのが正当だと言えるのは、自衛を目的とする場合だけである。」 ジパングで角松がいったのはこの言葉だ。

長い文章なので書きませんが、用は 夫婦 家族 社会に派生する専制と干渉のバランスを考える事が必要だということなんだなと思いました

レビュー投稿日
2007年4月1日
本棚登録日
2007年4月1日
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