死神の精度 (文春文庫)

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本棚登録 : 32182
レビュー : 2911
著者 :
まえすとろさん 映像化原作   読み終わった 

『小説の曲芸師』伊坂幸太郎の描く「死神」が主人公の六話からなる短編小説集。その内容はミステリー、サスペンス、推理劇、恋愛劇、旅情劇、人情劇といったバラエティーに富んでいて意外な展開やゲストも登場する。全体的な構成が見事で短編集の良い見本のような完成度といっても過言ではないだろう。最終話『死神対老女』では、死神は老女の「最後のお願い!」を聞き入れる存在として描く事で死神のキャラクターを“死を運ぶ邪神”ではなく「お迎えの神様」として物語を大団円でまとめ上げるアイデアと筆力はお見事!。何度も読み返したくなる一冊

レビュー投稿日
2013年8月31日
読了日
2012年3月6日
本棚登録日
2012年3月6日
5
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『死神の精度 (文春文庫)』のレビューへのコメント

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再読情報 [1回]

  • 2012年6月12日

    ハードカバーから何回目の再読だろう。「死神」が主人公の短編小説集はミステリー、サスペンス、推理劇、恋愛劇、旅情劇、人情劇といった六話で構成され、意外な展開やゲストも登場する。全体的な構成が見事で、再読するたびに新たな印象を与えてくれる愉しい作品。主人公、死神の「千葉」が仕事をする時は必ず天候が雨や雪で、晴天を観た事が無い。それは表面では人の死に無関心を装ってはいるが、実は彼の「心の景色」なのかもしれない。そんな主人公の心の有り様を再び垣間見たくなり敢えて梅雨時に再読。彼は今日も何処かで仕事してるのだろう。

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