2016年、13冊目は(個人的)名作『花宵道中』以来の宮木あや子。
その美しさゆえ、欲望と虐めの対象とされた一人の少女。そして、その周りの人々の物語。
全六章、連作短編のように視点や語り手を変え、時系列を前後させて進んでゆく。
欲望と暴力の連鎖は苦手な方々も多いだろう。また、背表紙のあらすじや帯で官能を期待すると肩透かしを喰らうコトとなります。
非常に狭い世界の話で、全体的には良かった。それだけにあの「落とし」は全く好みと違って、もったいない。なので、評価は★★★☆☆。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年4月18日
- 読了日 : 2016年4月18日
- 本棚登録日 : 2016年4月17日
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