フォン・ノイマンの生涯 (朝日選書 610)

  • 朝日新聞社 (1998年9月1日発売)
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感想 : 10
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原子爆弾の開発、量子力学への貢献、流体力学の飛躍的発展を推進、ゲームの理論、経済学への数理的思考の強化、そして初期コンピュータの開発と、ノイマンの天才ぶりがこれでもかと書かれている。

日本では原子爆弾の開発とその投下を強力に推進したことと、冷戦下のタカ派ぶりが相まって、あまりにも評価が低いが、この人が人類の発展に大きく寄与したことは疑いようもない。

ハンガリーに生まれた彼の恵まれた教育環境と父の教育方針は、今の日本の家庭教育に参考になるかもしれない。

ただ、ちょっと礼賛一色なので星四つ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2008年11月24日
読了日 : 2008年11月24日
本棚登録日 : 2008年11月24日

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