0秒リーダーシップ:「これからの世界」で圧倒的な成果を上げる仕事術

  • すばる舎 (2016年7月20日発売)
3.32
  • (8)
  • (15)
  • (31)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 341
感想 : 23
4

キーフレーズ
・誰かのために、何かのために、今すぐ手を挙げてワクワク動き出せる人が本当のリーダーシップ。
・鬱病は、新たな人生を歩み始めるために必要なステップ

本書は2016年発行だが、2020年のいま読んでも、これからの世の中の変化に必要な考え方がわかる本。
激動の中を生きてきた著者だからかもしれないが、この本を読んでいると、世の中がめまぐるしく変わっていくから自分も柔軟に変わっていかなければならないと、少し焦りを感じさせる本の印象。ずっと社会に適応しようと居続けると疲れてしまうかもしれない。
ビジネスから一歩離れてみると、この世の中でも変わっていないライフスタイルもある。そんなことを思いながら、のめり込みすぎずに読むといいかもしれない。


営業の仕事、流通の仕事、専門職。自分の仕事が自動化されたらどうすればいいかを考えておかねばならない。

デジタル化、破壊的イノベーション、ベンチャーブーム、グローバル化、都市化の5つのメガトレンドが進行中。

日本の生活水準はすでに先進国よりもタイやインドネシアに近いといわれている。

全員がリーダーシップを発揮する組織、誰でもリーダーシップがとれる環境が変化の激しい時代に求められる組織のあり方。

リーダーシップとは
・新しいプロジェクトを始めること。
・新しいチームをつくること。
・知らない人に声をかけること。
・隣の部署がなにをしているか聞いてみること。
・未知のジャンルに取り組むこと。
・新しい仕事のやり方を提案すること。
・わたしがやりますと手を挙げること。
・みんなとは違う意見を口にすること。
・あえて空気を壊す発言をすること。
・新規事業を立ち上げること。
・イノベーションを起こして世の中をかえること。

リーダーシップ3つの基本
優しさ、厳しさ、茶目っ気
3つの基本をケースに応じて使い分ける。

空気を読んで空気を壊す

締切のプレッシャーが底力を引き出す
歯止めがないと気が済むまで延々と調べ続けてしまう。

周囲の反対や軋轢、失敗のリスク、それらもすべて引き受けてチャレンジを始める。これこそ、これからの世界で求められる働き方。

ただ聞くよりも、いくつか選択肢を用意して聞いたほうが具体的な指示がもらえる。

毎日テクノロジーの情報を浴び続ける。

オフィスで新しいテクノロジーを導入するときは、一番出来の悪い人が基準になってしまう。

どんどん学ぶ姿勢を身につける3つのポイント
・他人から学ぶ
・経験から学ぶ
・振り返りから学ぶ

意識を集中させるべき3つの瞬間
・相手に反応する瞬間
・自分から働きかける瞬間
・上に引き上げる瞬間

組織やチームの中で、自らの学びを活かすポイント
存在感、共感、先読み、確信、勇気、当事者意識、直感、独自性、好奇心、枠組み

グーグルの人事部の役割は研修プログラムを用意するよりも、社内の人同士が教えあえるプラットフォームをつくること。

ある目的のために人を集めて新しいムーブメントをつくることは、リーダーシップのあり方のひとつ。

心理的安全性が生産性の鍵

Π型社員のニーズが高まっている。幅広い知識とふたつの深い知識

リーダーシップに欠かせない3つのポイント
・自分の感情にきづく。
・相手の感情にきづく。
・グループの感情にきづく。

失敗したときこそ、新たな旅立ちのチャンスと思えば、ピンチをチャンスに変えることができる。

鬱病は新しい人生を生き直すために必要なプロセス(カールユングの言葉)

シンプルな暮らしが幸せに生きるコツ

大事なのは柔軟性。いまこの瞬間に注目して、その時点のベストを探る。

最後にモノをいうのはその人の価値観や信念。

learn, relearn, unlearn
リーダーシップとは、従来の自分の枠を超えて、新たな一歩を踏み出す勇気

誰かのために、何かのために、いますぐ手を上げてワクワク動き出せる人が本当のリーダーシップ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月30日
読了日 : 2020年5月30日
本棚登録日 : 2020年5月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする