タナトスの使者 (1) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2013年7月1日発売)
本で見る
3.72
  • (4)
  • (7)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 8
5

『勇午』の赤名修さんの新作

絵はとても写実的できれいです。

主人公は勇午にそっくりな来島明良という医師。
勇午と似てるけど、こちらの方は少し色っぽいです(´∀`*)
ただファッションセンスには眉をひそめてしまう(笑)

来島が依頼者から安楽死を請け負い、依頼者にその資格があるか
仲間たちとともに審査する過程を描いたものです。

依頼者の家族に近づくために、チンピラの中に飛び込んでわざと
ボコボコにされたり、依頼者の周辺人物との心理的なやり取りの
描写は、”交渉人”勇午を彷彿とさせます。
ボコボコにされるところは、勇午定番の拷問シーンの代わりでしょうか(笑)

来島の仕事のパートナーがいるんですが、彼とのやりとりがどこか
ホモホモしく感じてしまいます。私が腐っているからでしょうか。

まぁともあれ、勇午に続いてすごくテーマ性のある作品ではないでしょうか。完成度は高く、今後の期待大な作品だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月11日
読了日 : 2013年7月24日
本棚登録日 : 2013年7月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする