(ネタバレ注意)
国費留学生としてドイツに渡った豊太郎とトップダンサーに勤める下級階層のエリスの悲愛の物語り。
ひたすらエリートの道を歩んできた豊太郎には親友である相沢とドイツ留学をすることに、自由な発言力や行動のある相沢をみて、他人の敷いたレールに乗ってる事を疑問に思う。
機械のように生きてきた豊太郎はひたむきに全力でつくすエリスに恋をするが、踊り子と深い仲になるとは国費留学生と不適切として日本に帰国命令が下るが、相沢の押しによりドイツに残る事に、エリスと豊太郎の幸せな日々が続き子供が宿る。
一方、国に戻り豊太郎の帰り咲く時期を待っていた相沢は親友を迎えに、二人の仲を引き裂いてしまう、豊太郎は結局のところ親友の敷いたレールを歩いてしまうのだ。
悪友に見えた相沢も常識人で豊太郎にも異国の地でやりげる度胸もなく残ったのは精神を犯された身篭のエリス、正直読後感はやるせない思いでいっぱいになる作品でした。
これから産まれてくる子供の幸せをねがわずにはいられない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画で読破シリーズ
- 感想投稿日 : 2010年8月5日
- 読了日 : 2010年8月5日
- 本棚登録日 : 2010年8月5日
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