闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

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本棚登録 : 1208
レビュー : 140
制作 : Ursula K. Le Guin  小尾 芙佐 
そらいろぺんぎんさん SF   読み終わった 

久々に辞書を引き引き読み進める。重厚なSFを読むこの幸せ……!
『どうして人は国家を憎んだり愛したりするのですか?(中略)わたしはその国の人間を知っている、その国の町や農場や丘や川や岩を知っている、山あいの斜面に秋の夕日がどんなふうにおちていくか知っている、しかしそうしたものに境をつけ、名前をつけ、名前をつけないところは愛さないとはいったいどういうことだろう?国を愛するとはいったいどういうことだろうか?国でないものを憎むということだろうか?そうだとしたら、いいことではない。では単なる自己愛だろうか?それならいい、しかしそれを美徳とするべきではない、公言するべきではない……わたしは人生を愛する限りエストレ領の山々を愛するが、こうした愛に憎悪という境界線はない。その向こうについて、わたしは無知なのだと願っている』P.262
その向こうについて、わたしは無知なのだと願っている。

レビュー投稿日
2016年3月19日
読了日
2016年3月17日
本棚登録日
2015年6月12日
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