能登・輪島の工房で、和紙を使った気取りない大らかな
漆の器を作っている、赤木明登さんの奥様で、
エッセイストの赤木智子さんのエッセイ。
これまで読んだ(数少ない本の中で)
あとがきの中で、一番素晴らしい!
素直に、うらやましい!
誰かを文章で表す時に、すごさや素晴らしさ、優しさなど
いろんな事を、何ページも使って表現したくなると思う。
みんなにたくさん知ってもらいたいから。相手を想えばこそ。
だけど、
その人の素晴らしさや感謝を表すには、ただ1ページあれば
十分なのだろう。
智子さんの生き方が、あとがきに全部、表現されていると思います。
夏休みのお知らせも、本のとおり。
------------------------------------------------------------------
「07月20日赤木明登うるし工房の夏休み。」のお知らせ
http://www.nurimono.net/news/index.html
18年前に独立したときから、
子どもが夏休みの間は大人もお休みと決めています。
7月22日(金)~8月21日(日)赤木工房全員夏休みです。
夜明けとともに起き、日暮れとともに眠り、
電気を使わずに過ごします。」
--------------------------------------------------------------------------
やり切れる、言い切れるすごさが、このエッセイの中にあります。
--------------------------------------------------------------------------
オススメのリンク
新潮社Blog連載 「能登 ごはん便り」
月2回明登さんと、智子さんのお二人で更新
http://www.nurimono.net/news/index.html
いい漆の器は高価です。
でも、柔らかな感触を手に触れ、口をつけるとき、
陶器や磁器、木工にはない、まろやかな優しさがあります。
- 感想投稿日 : 2011年7月26日
- 本棚登録日 : 2011年7月26日
みんなの感想をみる