ぬりものとゴハン

著者 :
  • 講談社 (2006年4月14日発売)
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感想 : 14

能登・輪島の工房で、和紙を使った気取りない大らかな

漆の器を作っている、赤木明登さんの奥様で、

エッセイストの赤木智子さんのエッセイ。

これまで読んだ(数少ない本の中で)

あとがきの中で、一番素晴らしい!
素直に、うらやましい!


誰かを文章で表す時に、すごさや素晴らしさ、優しさなど

いろんな事を、何ページも使って表現したくなると思う。

みんなにたくさん知ってもらいたいから。相手を想えばこそ。

だけど、

その人の素晴らしさや感謝を表すには、ただ1ページあれば

十分なのだろう。

智子さんの生き方が、あとがきに全部、表現されていると思います。

夏休みのお知らせも、本のとおり。

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「07月20日赤木明登うるし工房の夏休み。」のお知らせ
http://www.nurimono.net/news/index.html

18年前に独立したときから、
子どもが夏休みの間は大人もお休みと決めています。
7月22日(金)~8月21日(日)赤木工房全員夏休みです。
夜明けとともに起き、日暮れとともに眠り、
電気を使わずに過ごします。」
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やり切れる、言い切れるすごさが、このエッセイの中にあります。

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オススメのリンク

新潮社Blog連載 「能登 ごはん便り」 
月2回明登さんと、智子さんのお二人で更新

http://www.nurimono.net/news/index.html


いい漆の器は高価です。

でも、柔らかな感触を手に触れ、口をつけるとき、
陶器や磁器、木工にはない、まろやかな優しさがあります。

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感想投稿日 : 2011年7月26日
本棚登録日 : 2011年7月26日

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