あくまでも筆者が自分の体験を流用してないという前提であれば、この想像力のリアルさはすごい。主観が真に迫っている。窓際のトットちゃん並の主観。
しかし物語の進みが遅い。牛並みに反芻する。最初は感心して読めるのに、一冊終わるまでに陳腐化してしまう。
語順とか句読点とか、色んな人が色んなことを試みているけど、結局きちんとお行儀よく書かれた文体が、一番感動が大きいのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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あ行の作家
- 感想投稿日 : 2017年1月4日
- 読了日 : 2017年1月4日
- 本棚登録日 : 2016年8月28日
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