実録・外道の条件 (角川文庫)

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本棚登録 : 622
レビュー : 57
著者 :
perottyさん 町田康   読み終わった 

やはり面白い、町田康。
1996年に作家デビュー、2000年に『きれぎれ』で芥川賞を獲った後の第一作目がこの『実録・外道の条件』である。
95年から98年まで、恐らく町田当人が出会い、体験したであろう外道にもたらされた混沌とした理不尽を、町田節でつらつらどどどと描いている。

何作か読み進めるうちに、町田康という人物像がみえてくる。
著作では自身のことをどうしようもない底辺のパンク歌手と嘲笑しているが、常識的で時間を厳守し、己の信念を強く持ちながらウィットに富んだ人なのであろうなぁと思われる。


そんな町田康を私利私欲やら不道徳、非常識な業界人は振り回す、その様をぐりぐりと綴っているのが、今作である。
読んでいると、どうしても笑けてしまう。ファクシミリの咆哮、あたりで腹が捩れてたまらなかった。

表紙の撮影がアラーキーで、とても格好いい。くわぁ。

レビュー投稿日
2014年4月11日
読了日
2014年4月11日
本棚登録日
2014年4月11日
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