最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)

3.90
  • (19)
  • (22)
  • (17)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 226
レビュー : 35
petercatさん 海外   読み終わった 

ジェームズ・アイヴォリーの映画を見て、「うまい小説のようだ」と思った。後に原作小説があると知り、手に取ったのが本書だったが、映画から連想するほどうまくなかった。映画>原作というのは珍しいが、監督と俳優の邂逅でたまにそういうことが起きる。最近では「サラの鍵」があった。
アンソニー・ホプキンス、ローラ・リニー、シャルロット・ゲンズブールを配したキャスティングが絶妙だと改めて思う。イメージを壊さないというか原作以上。ピートはイメージが違うが、映画だと、大人の色気があり停滞する屋敷に生・陽を漂わせる真田博之だが、小説だと若い男妾上がりで存在感が薄い。アダムとオマーの会話でハーフェズを引くような場面は絶対原作由来だと思ったのに、映画のみ。ゴンドラの使い方からのラストの余韻も映画の方がむしろ文学的。おっと、映画のレビューになってしまった。

レビュー投稿日
2015年6月16日
読了日
2012年11月16日
本棚登録日
2015年6月16日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)』のレビューをもっとみる

『最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする