海外
読み終わった
2016-12-13T17:36:36+09:00
大好きなディケンズは翻訳は全て読んだと思っていたが、これがまだ未読だった。
「いやなやつ」であるところのバウンダビー氏、スパーシット夫人、一介の労働者スティーブン・ブラックプールへの暖かいまなざし、一周回って取り柄がないほどいたいけで善良なシシー…彼らはドラマティックに運命の歯車をぐるぐる回す。久しぶりのディケンズ節を読む楽しみを堪能した。
当時からすると先進的な思想だったのだろう、不幸な結婚や無理な結婚をさせられた女性への同情が印象的だ。
- レビュー投稿日
- 2016年12月19日
- 読了日
- 2016年12月19日
- 本棚登録日
- 2016年12月13日