名画のドレス: 拡大でみる60の服飾小事典

著者 :
  • 平凡社 (2021年7月16日発売)
4.18
  • (12)
  • (12)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 276
感想 : 18
4

服飾史から見る絵画。ロココの引用が最多だろう。ドレスの描写は、やはりマリー・アントワネットの時代の、柄や織りまで精密に描きこまれレース・リボン・花で飾られた華麗なドレスが見応えある。レカミエ夫人のシュミーズドレスはもっと突っ込んでほしかった。あのペラペラで上半身むき出しの露出過多な下着ドレスの流行は異常だろう。時代は下って19世紀、服飾産業に従事したモディスト、若く貧しい女性達は娼婦同然の扱いを受けることもあったという。ボエームのミミもお針子、つまりモディストだったという指摘。
西洋絵画を見るのに知識は必須ではないだろうが決して邪魔にはならない。神話や聖書はもちろんだが、聖人のアトリビュートを知る、更にファッションや小物について知るとまた見方が変わる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芸術
感想投稿日 : 2022年6月4日
読了日 : 2022年5月30日
本棚登録日 : 2022年5月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする