罪びとの手

  • KADOKAWA (2018年6月29日発売)
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本棚登録 : 190
感想 : 37
3

★3.5

廃ビルで中年男性の死体が発見された。
身元が判明しない中、葬儀屋が遺体を引き取りにくるが、
葬儀屋・御木本悠司は、その遺体を目にした瞬間、刮目した。
。「これは俺の親父だ」。
その偶然に疑問を持った刑事・滝沢圭は、
単なる事故死と判断する本部に反発するようにその遺体に固執する。
世の中を賑わす幼女連続殺人事件、葬儀屋の葛藤と苦悩、
不遇な警察官を親に持つ刑事のトラウマ…。
様々な要素が絡み合う中、意外な犯人と動機が明らかに!
平和な生活を犠牲にしてでも守らなければならない、刑事と葬儀屋の誇りとは…。


身元不明のご遺体の引き取りに来た葬儀屋が
このご遺体は自分の父親だと言う…。
その時の態度…言葉に何か違和感を感じた刑事の滝沢…。
とてもショッキングな出だして惹きつけられた。
頁を捲る手が止まらずワクワクした読み始め。

葬儀屋を舞台に、家族の絆。
葬儀屋の矜持・刑事の矜持が緻密に描かれていた。
時々、刑事の滝沢が作中の大きな4つの謎を
丁寧に描いてて、それが何度も何度も続いた。
ちょっと鬱陶しいなぁって感じてしまった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 家族ミステリー
感想投稿日 : 2018年9月16日
読了日 : 2018年9月16日
本棚登録日 : 2018年9月16日

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