柿のへた 御薬園同心 水上草介

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本棚登録 : 194
レビュー : 55
著者 :
しのさん 時代小説   読み終わった 

★3.5

小石川御薬園は、薬草栽培と御城で賄う生薬の
精製をする幕府の施設だ。
水上草介は、二十歳で水上家の跡を継ぎ御薬園の同心を賜り、
二年という青年同心。
そんな草介のもとへ、悩みを抱えた者たちが訪れるーー。


人並み外れた草花の知識を持つものの、
のんきに植物を眺めているのが好きだという
のんびりした性質の上に、どうも人より反応が一拍遅い。
おまけに手足がひょろ長く、吹けば飛ぶような体躯の為、
『水草さまぁ』と呼ばれているが意に介さない。
皆に親しまれているんだなぁ。
御薬園の中で穏やかに日々が過ぎて行く。
緑が匂い立つ様な、草花やせせらぎが浮かぶ様な
その穏やかさが、とっても気持ち良い。
それでも、揉め事は起きるもので、その難事を
草介が草花の知識をいかして収めていく。
草介の植物に向けられる愛情も微笑ましく、
植物についても、解り易く説明されている。
今も、耳にする名前や効果も多く登場し、
うわ~江戸時代から繋がってるって思うと凄いって思った。

御薬園を預かる芥川家のお転婆娘・千歳との関係も微笑ましかった。
全く、異なる様な二人だけど、芯には同じ優しさに溢れている。
二人のこれからが、とっても気になります。
緩やかな時間と、優しさに満たされていて気持ちが和らぎます。
穏やかで、優しい気持ちになれました。
続編が出ているとの事。読むのが楽しみ♪

レビュー投稿日
2016年3月2日
読了日
2015年7月28日
本棚登録日
2016年3月2日
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