かがみの孤城

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本棚登録 : 8606
レビュー : 1099
著者 :
しのさん 学園ミステリー   読み終わった 

中学生のこころは、ある出来事を機に学校に行けなくなり、
いつも家で過ごしている。
ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、
潜りぬけてみると、そこはお城の中だった。
集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。
ジャージ姿のイケメンのリオン。
ポニーテールのしっかり者のアキ。
眼鏡をかけた声優声のフウカ。
ゲーム大好きで、生意気そうなマサムネ。
ロンみたいなそばかすの、物静かなスバル。
小太りで気弱そうなウレシノ。
9時から17時まで滞在が許されるその城で彼らにはひとつの課題が出される。
猶予は一年。
戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだか…。

最初、中学生になったばかりのこころが学校に行けなくなる…。
部屋の鏡が光って異世界への出入りが自由になる…ファンタジーかぁ…。
ちょっびり、切なくなりながらもがっかりしたヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
虐められた事も不登校になった事もない私ですが、でも揺れ動くこころの
硝子の様な心がとても繊細に描かれていて凄く共感した。
そして周りの大人の気持ちも凄く理解できたし、どうなって行くんだろうって
グイグイ引き込まれていった。
舞台設定が学校だけど、ファンタジー要素があるからといって子供向けじゃない。
帯の一気読み必至!通りに本当に一気読みしてしまいました。
読んだ本の内容をすぐ忘れてしまう私が決して忘れてしまわない。
辻村さんの事、大・大好きになった「冷たい校舎の時は止まる」を何度も思い出した。
あの頃の繊細で、揺れ動く気持ち・葛藤・悩み・些細な事で傷ついたり消え去りたくなったり…。
色んな感情を思い出したし、今も硝子のハートだなぁって痛感させられた(*T^T)
辻村さん自身が繊細な心を持っていて、
今も忘れていないんだなぁって感じさせられた。
少しずつ少しずつ明らかになっていく皆の姿。
皆、辛かったんだなぁって切なかったし、最後にすべてが明らかになった時、
本当に驚いた(゚Д゚;) 涙が零れました。

本当に素晴らしい作品でした。
今、現在も学校に行けない…社会で居場所を見つけられなくて苦しんでいる多くの人に、
いや、苦しんでいない人子供にも大人にも読んで頂きたいです。
「たかが学校」・「たかが職場」ですね(*´ー`*)♡

レビュー投稿日
2017年7月23日
読了日
2017年7月23日
本棚登録日
2017年7月23日
22
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