丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)

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本棚登録 : 5778
レビュー : 730
著者 :
制作 : 山田 章博 
ゆうこさん  未設定  読み終わった 

待ちに待った最新刊。
なんと、12年ぶりだそう。

もう内容、忘れちゃったよ…。

と思いながら、読みましたが、
私のニワトリ並みの脳みそでも大丈夫な内容でした。

相変わらず、十二国記の世界は秀逸。
全くのファンタジーで、現実の世界とは程遠いのに、
「国」について、今の日本について考えさせられる。

今回は、短編集。
収録されている4編ともが、これまで描かれていたような王の話ではなく、
十二国で生きる民の話。
本を読んでいる立場だと、視えることが多く、国のことや、その人のとるべき行動など、客観的に冷静に分析出来るけれど。
ふと自分のことを顧みる。
自分の立場は、この本に登場するのと変わらない、一国民であり、登場人物たちと同じように、いま自分が立っている“位置”は決して見えておらず、いつも手探りで生きている。
自分の立場を思い知らされる。

まったくのファンタジーでありながら、国王や英雄を描くのではなく、一国民の生活を切り取る作者の描写力と想像力には、感銘を受けずにはいられない。

何年かかっても、結末を知りたい作品。

レビュー投稿日
2013年8月18日
読了日
2013年7月31日
本棚登録日
2013年8月13日
3
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