はくちょう (講談社の創作絵本シリーズ)

  • 講談社 (2003年7月26日発売)
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本棚登録 : 126
感想 : 10
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冬が来て白鳥たちは暖かい南を目指して飛んでいく。
そんな中、怪我をして1匹だけ池に残った白鳥がいた。
池は水の流れがないので温かく、草に身を隠し、白鳥は傷を癒していた。
池に1匹だけいる白鳥に、無理だと分っていてもどこへも行かないでずっといてほしいと思う池。
せめて飛び立つまで話し相手になりたいと思うがそれも叶わない。
遂に白鳥の傷が癒え、南へ飛び立つときが来た。
池は声を発することは出来ないので、池の声は白鳥には届かない。
白鳥は池を飛び立ち、池からは姿も見えなくなった空を飛んでいる。
池は白鳥になりそのあとを追う。
2匹の白鳥は寄り添って南を目指して飛ぶのだった。

見送るだけの池で終わらせることも出来たのに、敢えてそれを選んでいないラスト。
終わり方がきれい。
池の想いが奇跡となる。

池の青、空の青、白鳥の白がきれい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2013/10
感想投稿日 : 2013年10月27日
読了日 : 2013年10月27日
本棚登録日 : 2013年10月27日

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