おもしろい話が読みたい!(白虎編)

  • 講談社 (2005年7月1日発売)
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感想 : 26
4

再読。
のつもりだったけれど、読んだことあるのははやみねの短編だけだったようだ。
色々なシリーズの短編が読めて、知らないシリーズも気になってくるような1冊。


「若女将」
みんなを幸せにするといいつつ、みんなを自堕落にしてしまう鈴鬼くんのいとこの魔幸さん、恐ろしい…。
幸せもほどほどに。

「テレパシー少女蘭」
感動的な悲恋ものかと思いきや、最後には恋人に平手打ちを食らう昔々の男の人。
最初はちょっとホラーっぽかったけれど、短編らしく、きれいにまとまっていた。
(本編の方のシリーズはどうなったのだろう…。)

「ゆるやかな川の上より」
この作者の話だけ読んだことない(多分)。
ゴムボートで海まで川下りをする3人の男子中学生。
今どき昔みたいに河原にエロ本なんて落ちているのか…?と思いつつも、中学生のリアルな日常という感じで面白かった。
本当に川を下っていけば海に出られるのかなあ…途中に柵とかありそう…。

「栗原探偵事務所」
先に最後の方のイラストが目に入っていたので怖さはなかった。
幽霊=ムササビは、クレヨン王国の八雲峠の桜の話を思い出した。
最後の方で千波パパが「おとといの昼間、みんなで天井裏をのぞいただろう。」と言っているけれど、どう考えても「昨日の昼」のような気がするのだけれど…。
読み方がおかしいのかなあ…とちょっと疑問。

「クイーン+夢水」
クイーンに出会ったころのジョーカーって本当にまだ子供だったんだなあ…。
いってても12、3才…??

ジョーカーがクイーンのことを頑なに友人だと認めないのは、こういう過去があったからだったのか…。
ピアスのことと一緒に完全に忘れていた。
トルバドゥールはお師匠様が設計図を作っていて、各国の最新技術をお師匠様が盗んできたこととかもさっぱり…。

クイーンがアンプルールの元での5年の修行を終えて出てきた数年後に脱走してきたジョーカーと会う…。
初楼が壊滅したのが現在よりも10年前で、それよりも前にクイーンは後に初楼となるメンバーたちとすれ違っている(ジョーカーもRDもいない)
初楼が壊滅したのはクイーンが一人立ちしてジョーカーに出会うまでの数年の間。
初楼前史の段階でトルバドゥールもかなり完成していたみたいなので、初楼前史と、壊滅と、ジョーカーとの出会いは結構近いのか。
時系列が気になる。
修行を終えたころのクイーンは18才くらいだろうか…。
それから2、3年で、初楼前史=壊滅=ジョーカーとの出会い、と全部同じ年にあった出来事として、それから10年。
ジョーカーは22、3才?
まあまあ妥当なような。
クイーンはさんじゅ……。
赤い夢の住人、怪盗の年齢は考えてはいけない。
…同じように教授(夢水)の年齢も考えていけない…。

それにしても、全長1キロの飛行船トルバドゥール…。
1キロってどれくらい??
燃料ってどれくらい??

悪魔の同義語ってなんだろう…。
そういえば、ジョーカーの意味は【しゃれや冗談をいつも言う人。道化者。】
ジョーカーくんとは真逆の存在だ。

夢水短編の方はストーリーはだいたい覚えていた。
推定38103冊の本、羨ましい…。
1年生の勇嶺美奈湖…未成年じゃないですか…??

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2013/04
感想投稿日 : 2013年4月5日
読了日 : 2013年4月5日
本棚登録日 : 2013年4月5日

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