おうめばあさんが孫のじろっぺのねしょんべんを治してくれるように大福をお供えしてお地蔵さんに願掛けをした。
大福がおいしそうだから、お地蔵さんは思わず涎が。
その涎に野良犬ののらべえが転び、それを見たお坊さんが笑う。
お坊さんはスクーターに乗っていたけれど角を曲がり損ねそのまま海へ、どじょうがびっくりして跳ねて巣にいるカラスの口の中へ。
カラスがびっくりしてカアと鳴くと、寝ていた絵描きがびっくりして粉屋の女将さんの服に絵を描きだす。
粉屋の女将さんはびっくりして粉を飛ばす。
飛んだ粉が釣りをしていた父さんの目に入り前が真っ白。
適当に引っ張ったらおうめばあさんに引っ掛かった。
持っていた株が飛んで行って牛の頭にぶつかった。
牛がびっくりしてしょんべんをした。
そのしょんべんがじろっぺに掛かった。
牛のしょんべんには霊験があってじろっぺのねしょんべんが治った。
おうめばあさんはお地蔵さんにたくさんの大福をお供えし、お礼に赤いよだれかけもつけるのだった。
風が吹けば桶屋が儲かる的なじゅんぐり。
よく出来ている。
まずお地蔵さんが涎を垂らすところから笑える。
最後にカラスが大量の大福を運んでいたり、崖の近くにお地蔵さんがいたりと舞台がはっきりする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2015/06
- 感想投稿日 : 2015年6月25日
- 読了日 : 2015年6月25日
- 本棚登録日 : 2015年6月25日
みんなの感想をみる