ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年9月1日発売)
3.68
  • (112)
  • (214)
  • (298)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 1859
感想 : 130
4

前巻でハンニバルを下し、各国を滅ぼして地中海世界を制覇したローマ。
そしてこの不吉なサブタイトル「勝者の混迷」。

手を広げまくって収拾つかなくなったり、既得権にしがみつく連中のせいで停滞したりでローマもボロボロになったのかなと思って読み進めたが、ちょっと違った。
あながち間違ってはいなかったけど、大人物はいつの世にもいるのか、それともローマは傑物を輩出するシステムがよくできているのか。
前巻「ハンニバル戦記」が人気だし、次巻からはユリウス・カエサルが出て来るという谷間の巻でもあるのであまり期待していなかったが、中々読み応えありだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(国内)
感想投稿日 : 2016年11月3日
読了日 : 2016年10月19日
本棚登録日 : 2016年10月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする