前巻でハンニバルを下し、各国を滅ぼして地中海世界を制覇したローマ。
そしてこの不吉なサブタイトル「勝者の混迷」。
手を広げまくって収拾つかなくなったり、既得権にしがみつく連中のせいで停滞したりでローマもボロボロになったのかなと思って読み進めたが、ちょっと違った。
あながち間違ってはいなかったけど、大人物はいつの世にもいるのか、それともローマは傑物を輩出するシステムがよくできているのか。
前巻「ハンニバル戦記」が人気だし、次巻からはユリウス・カエサルが出て来るという谷間の巻でもあるのであまり期待していなかったが、中々読み応えありだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(国内)
- 感想投稿日 : 2016年11月3日
- 読了日 : 2016年10月19日
- 本棚登録日 : 2016年10月13日
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