今後の反省として、具体に何があったというわけではないが、調子にのったことは書かない。書くなら誰にも見られないように。本はけしてけなさない。特に人の好きな本はけなさないこと。
文章、筆致、個人的にはかなりしっくりくる。固すぎず、柔らかすぎず、文章のかみごたえが最適。
登場人物はそれほど多い方ではないと思うが、丁寧に描いてあり、展開も飽きさせない。ここぞという時の心理の描写の仕方が、単なる不倫とか単に友情の物語とは異なると、私には思われました。それこそが作者の力量なのか。
思ったよりも悲劇的な終幕だったし、全体にやはりやや暗い影は消えない。それでも、どこか清々しさも感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月13日
- 読了日 : 2017年6月4日
- 本棚登録日 : 2017年6月4日
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