黄昏の光と影 (光文社文庫 し 40-3)

著者 :
  • 光文社 (2016年2月9日発売)
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感想 : 14
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なんだかありきたりなタイトルだなと思って読んでみたけど、予想以上によかった。今まで知らなかった作家。二人の刑事が事件を追い詰めていく様子は松本清張ものを思わせる。丁寧な描写でスリルもある。奇をてらわない淡々とした文章は私の好み。ぐんぐん読ませる。たまたま大きな台風被害で日本が打撃をうけた今読んだのもなんだか奇遇だ。哀しい話だった。すべての人生は重いものだと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2016年9月4日
読了日 : 2016年9月1日
本棚登録日 : 2016年9月4日

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