読書状況 読み終わった [2018年1月10日]

スマホに変えて読めなくなってしまった(昔は携帯書籍は登録した携帯以外で読めなかった)本編を最近になって紙本で完結巻まで読み「(伏線の)続きはー?!」となったので特別編。
ここまで読んでもまだ伏線は回収されていないが、作者ブログで番外編がぽちぽちつづいているので物語としては終わっていないと思っていいのかも。
悪役がにくたらしくものすごくヘイトが溜まったまま回収されてないのだけど、これだけヘイトを稼げる悪役の造形はすごいなーと尊敬。

2018年1月2日

読書状況 読み終わった [2018年1月2日]

古代メソポタミア、古代ギリシャ、古代ローマ、中世イングランド、ルネサンス期イタリア、フランス・ブルボン朝、フランス・ナポレオン時代、プロイセン王国&ドイツ帝国の料理本。
古楽の研究をされていた作者さんが、古楽の演奏と(文献に残る記述を補完し想像し再現する)料理の共通点に気づいて自由に作ってみた、というだけあっておいしくなる工夫がされている。手に入りにくい材料の入手方法や代替品についてのコメントも親切。が、やはりスパイスやハーブが何種類も書いてあると躊躇してしまうな…美味しいものが食べたいが決して珍しいものが食べたいわけではないという自分の保守的傾向に気づかされた一冊。いやほんとに美味しそうではあるんだけど。
レシピの合間に入るエッセイも興味深い。15世紀の人文主義者プラーティナによる啓蒙「テーブルクロスとナプキンは白いものを使い、ナイフや食器はよく洗い」にはありがとうと伝えたい。ミネストローネのレシピに「農民の常食ですので、高級品だった塩、コショウや香辛料は使っていません」とあるがこれはちょっと前に流行った塩抜きダイエットではないか!などなど読むだけでも楽しい本だった。

2018年1月2日

読書状況 読み終わった [2018年1月2日]
カテゴリ 歴史ネタ
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もうすぐ死ぬ人の姿が幻のように見える主人公と、彼が見てしまった幻の本体(本人)が出会って始まる未来へのチャレンジ。
古宮さんのお家芸のちょっとぶっちぎれているヒロインの言動がかわいい。振り回される主人公のツッコミがおいつかない勢い。
死をテーマにした作品なので当然いくつかの死が描かれるが、死者の思いが明かされることはなくあくまで死を思うのは生者の役割であるあたり色々考えさせられる。

2017年12月22日

読書状況 読み終わった [2017年12月22日]
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ツイ友の冬木さんのご著書。ネタ出しにほんの少し関わっているので身内贔屓と言われそうだけど一ファンとして大好きなお話の書籍化。
カテゴリとしてはコージーミステリでいいかと思うんだけど、謎解きの過程で、広い想像の世界があるから大丈夫とばかりに現実では自分の目の届く範囲のことだけをきちんと整えて穏やかに暮らしたい司書子さんこと蕭子さんが、ご近所に住む(ただし小学校の学区が違うので幼馴染ではないら)タンテイさんこと反田さんと知り合ったのをきっかけにその目の届く範囲から手を引かれるようにまろび出てほんの少しテリトリーをひろげる流れがすごく好き。

だけれども。狭い世界で幸せに暮らすのではどうしていけないの、という司書子さんの思いはいつだって一般的な幸せに懐疑的な少女(と元少女)の胸をうつ。

2017年12月20日

読書状況 読み終わった [2017年12月20日]
カテゴリ ミステリ
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二代目アスター子爵夫人、イギリスで初の女性議員でもあったナンシー・アスターのレディスメイドを勤めた女性が語る思い出の数々。
メイドになる前の幼少期の思い出も楽しかった。お父さんが密猟したキジを近所の人が拾ってしまう話とか、貴族家庭の洗濯を専任で引き受けているお母さんの話とか(何種類ものアイロンを駆使して仕上げ、紙に包んで送り返す)
広く世間を見たいという作者の将来のため母親が手配したのはフランス語の教師と針子の修行、他の生徒より二年長い学校生活。
それで貴族の夫人ではなく子女のメイドからはじめて夫人づきになり、引退するまでの35年間勤めたのがレディ・アスターのメイド。政界でも社交界でも有名だったあるじの思い出が半分、貴族家庭の生活についての昔語りが半分。
主従のやりとりが非常に面白いのはたしかなんだけど、一般的な貴族家庭についての当時のあたりまえも大変興味深かった。

2017年12月20日

読書状況 読み終わった [2017年12月20日]

ハードカバーで出ていた時は触手が伸びなかった29歳のオールドミスが主人公の物語。結婚していないというだけで半人前扱いをされつまらないジョークのネタにされ不機嫌を振りまく実母や親戚の言うなりに生きているヒロインが、あるきっかけから他人のためではなく自分のために生きようとする一年間の出来事。
ロマンス小説を読み慣れたスレた読者としては最後のたたみ方にもうちょっと情緒があってもと思わないでもないが、ヒロインが自分のために生きる日々の描写が素晴らしいので欠点を補って余りある。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]
カテゴリ ロマンス(歴史)

瑪瑙を中心とした、単結晶ではない鉱物が描く文様の写真が多数掲載された本。
ヴンターカンマー(驚異の部屋)、クンストカンマー(アートのキャビネット)、廃墟大理石などのそわそわする言葉をちりばめたエッセイの中で風景の石パエジナ・ストーン、クレーの絵を思わせるアルノーの緑、魔除けの効果があるとされた瑪瑙の縞模様、目玉模様の護符ナザール、小花文様を思わせるジャスパー、虹が見えるイーリス・アゲート、樹木を描いたようなデンドリック・アゲート、シマウマのようなゼブラロック、人造と見紛う球形のコンクリーション、白亜層に描かれた原始アートのようなセプタリア、女王が愛したスコティッシュペブルス、ロシアの孔雀石、リトル・グリーン・モンスターのヴァリサイトなどが紹介されている。
文章と写真が見開きごとに交互に配置されているので写真だけを先に追うのも楽しいが読み方がやや難しい。

2017年12月17日

読書状況 読み終わった [2017年12月17日]

ネタバレを避けてひとこと。面白かった。帯に『ここに開幕』って書いてあるってことは続きあるんですよね!!

2016年7月19日

読書状況 読み終わった [2016年7月19日]
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それぞれが役柄で呼ばれ主人公は容貌さえ明らかでない書き割り的世界の物語。最初からこれでもかとばかりに描かれる冒険者の末路。
でも主人公ゴブリンスレイヤーの考え方や行動の真摯さに、やがて明らかになる彼の行動の規範となった人の存在に、明日も続いていく終わりのない彼の偉業に、読んだ時間分の満足を得て読み終えた。いやそんなかしこまって読むお話じゃなくエンタテインメントなんだけどね。

2016年3月12日

読書状況 読み終わった [2016年3月12日]
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読みかけてそのままだった本をエーコの訃報を聞いて読了。エーコとカリエールの対談書き起こし。文字について、本について、映画の視点移動について、知識のフィルタリングについて、稀覯書について、あそこもここも抜き書きしたい内容が語られている。仕事帰りに夜歩いていたらゴミ箱にパスカル本人が作った12台の計算機のうち1台があるのを見つけた古書肆の話など、ものや本との出会いのエピソードもいちいち面白い。
エーコは自宅にある5万冊の蔵書(うち稀覯書は1200冊)をどういう人が欲しがるか分からないと言っているけれど、どうなるのか。

2016年2月20日

最強で最良のふたり、ユカとリエッキ。
人の悪意も存分に描いているのに、それでも人の善意と魔法を信じたくなる物語。
ウェブ版既読だけど、書籍版で改めて読むと牛頭とまだ名前のない赤ん坊の存在感がすごく大きいし、百年後の今もまだ魔法はこの世界のどこかに残っているんじゃないかと本棚の裏を確かめたくなる。
出たばっかりだけどもう続巻が楽しみ。

2016年2月20日

読書状況 読み終わった [2016年2月20日]
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現代日本で過労死しながらも薬学の理想を捨てず異世界で知識と異能を駆使して薬を作っていく主人公の、現代日本人とひとくくりにできないスペックの高さを我が身とひきくらべておののく。「やっぱり転生させるならこれくらい才能のある人をヘッドハンティングするべきよね」と薬神様に同意を求めてしまいます。ねー。
異世界の知識より先に権力者からの信頼をかちえてさくさくと薬局開店までたどりついたはいいけれど不穏な影が差し…というところで、2巻への引きが強い終わり。(小説家になろうさんで続き知ってるけどね)
施薬により異世界人の病気が劇的に治癒していくのは薬に慣れてないおかげもあるのかもしれないけど、現実でもこんな風に病気が治ればいいのになぁ…ウェブ版ではフランス語だった詠唱がフォント変えになったのは中二感が減ったもののさらっと流せて読みやすいかも。

異世界薬局で働くみなさんのカバー絵にセドリックさんがいないのはちょっと可哀想なんだけど(帯外して探したけどいなかった)明るい店内に薬瓶が並び、キレイドコロが楽しそうにしているイラストはお話の内容によく合っていると思いました。あと腰の杖ホルスターがステキ。

2016年1月27日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2016年1月27日]
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石舞台が崩れ落ちるのを凝視する最終巻。登場人物たちの平穏を望んでいるのにこの終幕で「よっ、待ってました!」と声かけしたくなるのはなぜ。
これまで折々に語られてきた、クレトたちが目指した未来を実現したこの学園にクレトがいたのはやはり必然だったんだろうなとあれこれ含めて思う。容赦のない対決の場面でヘッセの「少年の日の思い出」を思い出したのはモチーフ的な連想か。

終わり方がすごく好きだった。

2016年1月10日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2016年1月10日]
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アメリカの田舎町で肩を寄せあうように生きる人々を描くビリー・レッツ。人に勧められて読んだ二冊目。最初から何かが欠けた登場人物たちがひとり、またひとりと現れて、物語の舞台となるオクラホマのカフェに集う。ヒッチハイカー、三本足の犬、傷痍軍人、トレーラーハウスに住む年老いた女性、持病を抱える老人、密入国者などなど。
彼らにかすかな幸せが訪れるたび、次のページでそれが奪われるのではないかと読み手を不安にさせる。でもそうやって最後まで読んでいくと、彼らの人生は不幸のどん底なんかじゃなくて、雨に降られた時のようにたまに訪れる不幸をやり過ごしながら晴れ間には空を見上げて生きていくんだなと静かに思えるようになる。いい物語だった。

2015年12月4日

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読書状況 読み終わった [2015年12月4日]
カテゴリ 和洋現代小説

ミステリとジャンル分け迷いつつ。正体を隠したヒロインと同じく正体を隠してヒロインを見守るヒーローの、十二夜ばりのコメディかと思いきや途中でガツンとハードに振って完結編は大スペクタクルと、印象がどんどん変わるシリーズで面白かった。

しかしこの最終巻の電子版特別収録の部分があまりに楽しくてこれ紙本買った人可哀想なんじゃないかと思う!!

2015年7月20日

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読書状況 読み終わった [2015年7月20日]
カテゴリ ロマンス(歴史)
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読書状況 読み終わった [2015年11月14日]
読書状況 読み終わった [2015年11月14日]
読書状況 読み終わった [2015年11月14日]
読書状況 読み終わった [2015年11月14日]

作者さまがつぶやいていたタイトル没案「ふたりは十兵衛」で読みたかったわ。昔ながらの時代小説にいかがわしい伝奇テイストの猥雑さにキレイな主従萌え。
柳生十兵衛の登場する時代物をほとんど読んだことがなくて創作の中でどういうキャラとされているのかお約束が分からなかったので、それが分かれば更に楽しめたのかもしれないけど周辺キャラもみんな個性的で脳内映像ではどっかんどっかんエフェクト入って楽しかった。

2015年10月12日

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読書状況 読み終わった [2015年10月12日]
カテゴリ 和洋時代小説
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